とりあえず写真を撮る。
ランチを食べに行ったら、旅行に行ったら、遊びに行ったら、キレイなものを見たら、メモ代わりに…などなど、頻繁に写真を撮るという人も多いことでしょう。
フィルムカメラだと失敗を避け、撮る枚数を気にして、1枚1枚を大切に撮影するかもしれません。ですがデジカメではそんな必要はなし。
失敗したら後で消せばいい。失敗を恐れず、枚数を気にせずとにかく撮れる。それがデジカメの良さだからです。
そう。今は写真を数撮る時代。
となると問題なのが保存容量です。性能の向上により保存容量が増えているとはいえ上限はあります。無駄な写真を残しておく余裕はないんです。
何が無駄な写真でいらない写真かを見極めて、いらない写真はどんどん消していきましょう。そうしないと写真があふれかえり整理できなくなってしまいますよ。
ここでは写真整理の第一段階「いらない写真を消す」ということについて、どんな写真をいつ消せばいいかについて紹介しています。
いらない写真は消去しよう
いらない写真とはどんな写真か。
単純に失敗した写真だけがいらない写真というわけではありません。次のようなものがあります。
- 失敗写真
- メモ用・記録用の写真
- 同じシーンの同じ構図の写真(連写したものなど)
- RAWデータのうち必要のないもの
失敗写真
ピンぼけで何が何だか分からない写真。なんかの拍子で間違ってシャッターを切ってしまった写真。真っ白だったり真っ黒だったり。何もない地面や何が写ってるのかもよく分からない写真。
このような明確に失敗した写真は消去しても問題ありません。残しておいたところで何を撮ったのかも分からないし意味がないからです。
これに対してピンぼけなど何を撮ったかは分かるけど、写りが良くないという写真は残しておいてもいいでしょう。(後述します)
メモ用・記録用の写真
電話番号などちょっとしたメモ代わりに写真を撮ることがあります。
こうしたメモ・記録用の写真はそのままにせず、必要であればメモを取り直しちゃんと管理する必要があります。
例えば電話番号なら連絡帳に書き写せばいいですし、その他メモなら手帳やノートに書き写して写真は消しましょう。
同じシーンの同じ構図の写真
同じシーン、同じ構図で何度もシャッターをきることがあります。
絞りを変えたりシャッタースピードを変える。もしくはピントが気になって念の為もう一枚撮ってみたり、記念写真の保険のもう一枚。連写して撮るということもあります。
それぞれの写真に違った良さがある場合は別ですが(例えば表情に変化があるなど)、同じシーン同じ構図の写真は残すものを厳選してもいいでしょう。
RAWデータ
写真好きな人はRAWとJPEGの両方で撮ることがあります。
RAWデータはJPEGデータよりも容量が大きいのですべてのデータを残しておくのは大変です。
何度でもRAW現像したくなるものは別として、一度RAW現像したら十分なもの、JPEG撮って出しで十分なものに関してはRAWデータを消してしまうという選択肢も考えましょう。
残してもいい写真
上で「失敗写真は消す」と紹介しましたが、どの程度の失敗を消すかというのは難しいところ。
完璧を求めすぎると思い出を残しづらくなります。
ピントが合っていない、表情がよくない、構図が変、明るすぎ、暗すぎ、など失敗ではあるけど、その場の雰囲気が分かり思い出として残しておいたほうがいいものについては削除しないのがオススメです。
特に旅行やイベントごとの写真は完璧な写真でなくても大切な思い出になります。
また、プリントするにはちょっと…という写真でもスマホの小さい画面で見る程度なら十分きれいに見えるということも。
どのタイミングで消す?
いらない写真を消すクセをつけましょう。
写真を撮りカメラで確認、失敗したのなら消す。カメラの記録媒体からパソコンなどにデータを移すときメモ代わりの写真を消し、同じシーンの同じ構図の写真、RAWデータなどを厳選します。
とにかくデータを見たときや移動するときについでに消すのがオススメ。
「このときにまとめて消す」という考えだと後回しになりがちです。気がついたときに消すようにしましょう。
ただ注意したいのは「消す」と元には戻らないということ。冷静に落ち着いて判断できるときに消去することが大切です。
まとめ - いらない写真は消すクセをつけよう
- いらない写真は消去する
- 失敗写真
- メモや記録用の写真
- 同じシーン同じ構図の写真
- RAWデータ
- 思い出を残すため多少の失敗写真は残そう
- 気づいたときに消去、後回しはダメ
写真を整理する第一段階として、いらない写真を消去するというのはとても重要です。
とはいえ、せっかく撮った写真を消すのはなかなか大変です。
「この程度の失敗なら残してもいいかな」
「同じ構図だけど、こっちの色味もいいしこっちのボケ具合もいい。選べない!」
「念の為、RAWデータも全部残しておきたい…」
削除すると戻らないのでこのような考えは当然です。はじめは明確にいらない写真だけ消していけば十分。時間がたって見返したときにまた厳選し消去、また時間がたって…。といったように時間を置くことで何がいらないかが明確になります。
どういう写真を消すべきか、あなたの基準を見つけていきましょう。