とりあえず撮っておけば、あとで見たくなったときにいつでも見返すことができる。そう考えて写真をたくさん撮ったはいいけど、ほとんどプリントもせず、見返すこともないというのはよくある話です。「いつか見るは、ほぼ見ない」と言っていいでしょう。
携帯電話・スマートフォンの普及により、身近にカメラがある生活が当たり前になりました。またインスタグラムの流行などで写真を趣味で撮る人も続々と増えています。ですが、撮ることに満足して、そこで終わってしまっている人が多いのではないでしょうか。
あなたは日々写真を見返していますか?
写真立てなどを使いリビングに写真を飾ったり、アルバムに整理して家族で見返してコミュニケーションを取ったりしていますか?
もちろん「写真を撮るという行為が好きなので飾る必要はない」という人もいることでしょう。ですが、写真は撮るだけよりも、飾ったり、あとで見返す機会をつくった方がもっと楽しむことができます。
「スマホでたまに見返すよ」という人も多いかもしれません。ひとりだけの楽しみにしてもいいですが、せっかくなら大きくプリントして、みんなに見てもらいませんか?小さい画面とは違った良さがありますし、写真をキッカケにしてコミュニケーションも生まれますよ。
そして写真を撮ることがさらに好きになれるはずです。
この記事では写真を撮るだけではなく、飾ったり見返す機会を作ることを提案しています。飾ることにより得られるものや、飾る方法とそれぞれの特徴についても併せて紹介。
写真を飾り、見返すようにすることで、きっとあなたのカメラ・写真ライフがさらに充実したものになるはずです。お試しあれ。
写真を撮るだけじゃなく飾ろう
カメラが身近になったおかげで、何かと言うと写真を撮っておくという人が増えました。
思い出を残すため、記録用、メモ代わりなど、「とりあえず撮っておこう」「撮っておけば何とかなる」という意識。誰にでも少なからずあるのではないでしょうか。
みんなとりあえず写真を撮る時代。
見返すこともあるでしょうが、どちらかというと「見返す」よりも「撮る」ことを重視しているように思います。
確かに、撮ってさえいればいつでも見返すことができるという安心感があります。そんな頻繁に写真を見返さないでも、必要なときに見返せればそれでいいのかも知れません。常に持ち歩く携帯電話・スマホの中に入れ肌身離さず持ち歩けるのは何となくの「いつも一緒感」が得られるかもしれません。
それはそれでいいでしょう。
でも、もっと写真を活用してみませんか?
写真は撮るだけではなく、撮った写真を飾る、そして見返すためのものでもありますよ。
写真を飾るメリット
写真を目につく場所に飾ることで得られることがあります。
それはコミュニケーションのキッカケだったり、生活に彩りが加わったり、写真を撮る技術の向上だったり。
生活に彩り、部屋に変化
部屋に写真を飾ると生活に彩りが加わります。
飾る写真はそのときどき。
季節に合わせた写真でもいいですし、あなたの気持ちに合わせた写真でもいいでしょう。
何も家族写真の必要はありません。春の花々、夏の海、秋の紅葉、冬の雪、あなたが上手く撮れたなと思う1枚を飾ることで部屋の雰囲気をつくることができます。
コミュニケーションのキッカケ
みんなの目に触れやすい場所に写真があると、その写真をキッカケにコミュニケーションが生まれます。
「あ、写真変えたね」
「先週末の旅行のときの写真だ。楽しかったね」
会話が自然と始まります。
パソコンやスマホだと、個人で楽しむ場合が多いですが、写真を飾ることでみんなで見返しコミュニケーションが取れるんです。
写真技術の向上
飾ることで単純に目に触れる機会が増え、改善点を見つけやすいというのも利点です。自分以外の意見も聞きやすいので、いろいろな視点から写真を見つめ直せます。
また、プリントするからには適当な写真ではいけません。飾れる写真を撮るために真剣に向き合うようになります。「とりあえず撮っておこう」では得られない緊張感。気軽さもいいですが、この緊張感が写真の上達へとつながります。
写真の飾り方
ではどういった飾り方があるでしょうか。
飾る方法はいろいろあり、飾るための商品もデザイン豊富です。部屋のレイアウトやコンセプトに合ったものを探してみましょう。
額縁に入れ壁にかける
お気に入りの大作は大きくプリントして額に入れると迫力があります。高解像度のカメラを使っているのならオススメです。
また、何もない壁に小さい額をひとつ飾るのも目が引く飾り方ですし、いくつかの小さい額を並べてレイアウトするのもオシャレです。
壁に穴をあけるのは嫌だという場合でも、最近は穴をあけずに額をかけれる商品もあるので要チェック。
額縁は商品のデザインや大きさが豊富なので、あなたが気に入る商品を探しやすいというのも利点と言えます。
写真立て、フォトフレーム
写真を飾るといえば写真立てでしょう。最近はフォトフレームと呼ばれることも多いです。
棚の上や机の上に置け、置く場所も移動しやすい。手軽に写真を飾ることができます。
額縁よりもお手軽で、商品のデザインも豊富です。
古くからある写真立てだけじゃなく、近年はデジタルフォトフレームという商品もあります。(一時期携帯電話ショップなどでもゴリ押しされていましたね。)
目新しさと、時間で写真が切り替わる機能、写真以外の表示など、デジタルならではの機能も魅力的ではありますが、常に電源をONにしておかないといけないことが少し引け目に感じる人も多いかも知れませんね。
ボード、ひも
コルクボードに画鋲で刺しておく。麻ひもにクリップで止めておく。額に入れるよりもラフでお手軽、見た目もオシャレな飾り方です。
ボードじゃなくても冷蔵庫にマグネットで留めておくのも簡単でいいかもしれませんし、麻ひもの代わりにワイヤーを使ってもいいでしょう。
アルバム
飾るとは少し違いますが、アルバムに整理しておくという方法もいいでしょう。できればすぐ手に取れる場所に置いておくのがオススメです。
例えば、リビングに置いておくとすぐに見返すことができます。
アルバムはデザインや大きさが豊富。部屋の目立つところに置けるよう、デザインや大きさは統一させてオシャレにディスプレイしましょう。
フォトブック
アルバムと似ていますが、フォトブックにまとめるのもオススメです。
フォトブックがアルバムよりも優れているのは編集のしやすさとスマートさ、そしてデザイン性です。
フォトブックは自分で作る写真集。1ページに載せる写真の枚数、大きさなどを自由に選んで自分好みの写真集が出来上がります。
またアルバムよりいいところはアルバムよりもかさばらないし、表紙も好きなようにできるので見た目からしてオシャレという点。欠点は1冊を完成させないといけないということ。1冊分の写真が集まるまでフォトブックを作れないので、先週撮った写真をすぐフォトブックに…とはいかないことも多いです。
カレンダー
撮った写真をカレンダーにしてくれるサービスもあります。
壁にかける大きなタイプや、卓上タイプのカレンダー。種類もあります。
どうせ購入するなら、自分で撮った写真で作ったカレンダーを使ってみるのもいいのでは?
どのような写真を飾る?いろいろな飾り方・まとめ方
飾る方法と特長を紹介しました。では飾る写真はどのように選べばいいでしょうか。
ここでは1例を紹介します。あなたに合った方法を探してみてください。
その月の思い出の写真を飾る
直近の思い出を飾ります。
ひと月ごとに写真が入れ替わると気分も変わりますし、「今月はどんな写真?」という楽しみも出てきます。季節に合った写真になるのもポイントです。
「毎月お気に入りの12枚を飾る」といったように枚数をはじめから決めておくのがオススメ。あれも、これもにならず、枚数制限の中から選ぶ楽しみを感じることができます。
今年撮った写真は来年のカレンダー
毎月1枚来年のカレンダー用の写真を撮ります。5月なら鯉のぼり、6月ならあじさい、7月なら海…といったように季節に合った写真を撮ります。
年末に写真を選び、その写真で翌年のカレンダーを作りましょう。
撮った写真をすぐ飾るのではなく、翌年のための写真を毎月意識して撮ることを目的としています。毎月テーマを決めた撮影をするように取り組むことで写真の楽しさも広がります。
まとめ - 写真は飾るまでがワンセット
- 部屋に彩り
- コミュニケーションのキッカケ
- 写真技術の向上
額や写真立てなど、写真を飾るグッズはいろいろな種類が売っています。自分の部屋、感性に合わせた飾り方をしてみましょう。
写真は撮るだけではなく、飾るまでがワンセット。
写真を撮るだけで満足しないで、プリントして飾ることで思い出を思い返す時間をつくってみてください。