撮った写真をプレゼントする、配るという機会は多々あります。
遊びに行ったときの1枚や結婚式での1枚、運動会での1枚など、友人や知り合いと一緒に写真を撮ったときに、あなたもプレゼントしたことがあるのではないでしょうか。
LINEでデータを送ったり、プリントしてプレゼントしたり、渡し方にはいろいろな方法があります。ですが、それぞれの方法には一長一短あり、完璧な方法というものはありません。
例えばLINEでデータを送る場合、手軽に写真を送ることができる反面、相手がスマホやデータに疎いご年配の方の場合は貰っても困ってしまうかも知れません。また、LINEで写真を送るとデータが圧縮されるので画質が多少落ちます。画質にこだわる場合には不向きです。
こうしたメリット・デメリットはそれぞれの方法にあります。だからこそ、それが分かった上で相手や場面に応じたベストな方法を選ぶ必要があるのです。
ここでは写真をあげる、プレゼントする、共有する方法について紹介します。
データを送る
撮った写真をデータで渡します。データで渡すと相手にその先の行動を委ねることができるのがメリットです。
もらった写真データはプリントする人もいますし、そのままデータとして保存しておくという人もいます。データで渡すことで「自由に使ってね」というこちらの意図を伝えることができるでしょう。
注意したいのはデータで送る場合、送り方によっては劣化するということ。高解像度のきれいな写真にこだわっている場合は気をつけましょう。
メディアごと渡す
写真の枚数によってはメディアごと渡すのが簡単です。
CDやDVD、使わなくなった容量の少ないSDカードなどに写真を入れて相手に渡しましょう。メディアの価格もCDであれば安いですし、使い捨てもしやすいのでお手軽です。
ポイントは返してもらう必要のないものに入れて渡すということ。そして相手が使いやすいメディアにするということ。
例えば相手がCDドライブがついたパソコンを持っていない場合、CDで渡されても面倒でしかありません。タブレットやスマホは持っているけど、パソコンを持っていないという人も多いので気をつけたいところです。
他にもUSBフラッシュメモリなどに写真データを入れ、「貸す」という方法もありますが、「返す」という手間がかかるのが難点です。
メールやメッセージアプリで送る
メールに添付したり、LINEなどのメッセージアプリを利用してデータを送る方法もあります。
スマホで写真を取る場合、この方法で相手に送るのが主流ではないでしょうか。
直接会う必要もなく、手間もかけずに写真を送ることができるのがメリットです。
ただし、写真が高画質だったり枚数が多かったりすると写真のデータが大きくなるので、送信するのに時間や手間がかかる場合があります。またLINEなどのメッセージアプリでは自動的に画像を圧縮し画質が落ちてしまう場合もあります。
また、相手の通信環境によっては大量の写真データを送りつけられると困るという場合もあります。自分の家がWi-Fi環境が整っているからといって相手の家もそうとは限りません。写真データを送る前に「今から写真を大量に送るね」と確認しておくだけでトラブルを避けられます。気遣い大切です。
クラウドで共有する
写真データをクラウドで共有するという方法もあります。
クラウドとは簡単に言えば「ネット上の保管庫」です。写真データをその中に入れれば、必要な人はネット回線を利用し取りにいけるというもの。もちろん不特定多数の人が見れるということはなく、届けたい人だけが見れる設定にすることができるので、プライバシーの面でも安心できます。
サービスとしてはGoogle DriveやGoogle Photo、Dropboxなどが有名です。
容量の大きなデータや高画質で枚数が多い場合でもネット回線さえしっかりしていれば簡単に相手に渡すことができます。大人数に対し多くの写真を渡したい場合、グループで旅行に行ったとか運動会の写真を撮ったとかの場合に使うのがオススメです。また、もらう側が数ある写真から自由に選んで取得できる点も便利でしょう。
ですが、クラウドをあまり使ったことがない人にとってはとっつきづらいところがあるかもしれません。まだまだ一般に普及しているとは言えないかもしれせん。
デジタルフォトフレームでプレゼント
結婚式や家族のお祝いごとでオススメなのがデジタルフォトフレームと一緒にプレゼントする方法です。
結婚式であれば結婚式中の写真を入れて、親へのプレゼントとしてなら孫の写真を入れてプレゼントなんてこともできます。
値段はそれなりにするので普段使える方法ではありませんが、ここぞというときに使いましょう。
プリントして渡す・プレゼントする
データを送るのは手軽で簡単ですが、データが使えない人(例えばご年配の方など)や形にして渡したい場合(例えばプレゼントとして形にしたいとき)には、プリントしてから相手に渡すということもあります。
ただ、データであればお金はかかりませんが、プリントしてからとなると費用がかかります。枚数が多い場合などは負担が大きくなるので注意です。
封して手渡し
プリントした写真をそのまま渡します。
ただ、裸で渡すのは雑すぎるので、封筒などに入れるという心遣いは大切です。
枚数が少ない場合はこの方法で十分。
アルバムに入れて
枚数が多い場合は簡易的なアルバムに入れて渡すのがオススメです。
アルバムも100均でも売っているのでそこまで費用はかかりません。
ただ、それでも渡す人数が多いとプリント代とアルバム代でそこそこ費用がかかるのが辛いところ。
こちらもチェック!!
写真をデータで送るかプリントして配るかの判断基準について紹介しています。相手によって使い分けが必要ですが、その見極めの参考にしてください。
SNSで共有する
TwitterやInstagram、Facebookでつながっている相手であれば、それぞれのサービスのDM機能を使って写真を送ることができます。
LINEなどと同様で画質は多少劣化しますがそれほど問題はありません。
また、少しイレギュラーですが、SNSで共有するという方法もあります。
配る・プレゼントするというのとは違いますが、不特定多数に写真を見てもらいたいという場合にオススメです。
こちらもチェック!!
写真を載せるのに適したSNSやWEBサービスの紹介しています。それぞれのサービスの特徴やメリット・デメリットを参考にしてください。
相手に合わせた方法を
写真を渡す場合は相手に合わせた方法を選択することが大切です。
データで送ってもその後どうすればいいか分からない人にはプリントしてから、写真そのものを貰っても邪魔になると感じてしまう人にはデータを。判断つかない場合は面倒ですが渡す前にどうして欲しいか聞いてみるのも一つの手です。
もちろん、いずれかの方法を選ぶ必要はなく、データとプリント両方渡すというのもありでしょう。
最近は写真を渡すのはデータが基本になりつつあります。そしてその送り方も選択肢が広がりました。
相手にとって最適な方法であることが大切ですが、自分の負担が少ない方法を選ぶというのも同じように大切です。
いろいろな方法を知っておき、シチュエーションに応じて選べるようになりましょう。