写真を撮るのが好きな人が、いい写真を撮ったときに溢れ出す感情は「誰かに見てもらいたい!!!」ではないでしょうか。
家族に、友達に、地球上のどこかにいる写真好きの誰かに。
そんな欲望を叶えてくれるのがSNSやコミュニティサイトです。SNSやコミュニティサイトは写真の発表の場としても便利ですし、写真が好きな人との繋がりをつくる場としても優秀です。
写真を撮り、SNSに投稿。誰かがそれを見てくれて、"いいね!"やコメントなど反応をくれる。そこから繋がりができ、いずれは写真やカメラについて語れるネット上の知り合いへ。そんな発表の場と出会いの場となるSNSをあなたも始めてみませんか?
ここでは撮った写真をSNSに投稿したいという人に向けて、写真を投稿するのにオススメなSNSを紹介します。
InstagramやTwitterといった大手SNSだけでなく、玄人好みのSNSについても紹介するのでお試しください。
SNS選びのポイント
数あるSNSからどれを選べばいいのか迷う人も多いでしょう。
チェックしたいのは次のポイントです。
- 利用者が多さ
- 写真の投稿のしやすさ
- ユーザーとの交流のしやすさ
写真を投稿しても利用者が少ないと見てもらえないし交流もできません。また、利用者の属性として写真が趣味の人が多いか、写真好きが多いか、それとも特に関心がない人も多いかなどそれぞれのSNSに特徴があります。
つまりあなたが写真をなぜ投稿するのかによって選ぶSNSは違ってくるのです。例えば「写真をとにかく多くの人に見てもらいたい」のであれば利用者の多いSNSを。「技術の向上やより専門的な人たちと交流したい」というのであれば写真に本気の人が集まるSNSを選ぶ必要があります。
また、写真を投稿する際の制限にも確認が必要です。投稿する量に上限があったり、上限がなくても別途料金がかかったりするものもあります。1つの投稿データ容量に上限があるものもあり、せっかく高解像度で撮った写真も圧縮されてしまうというSNSもあります。
そしてユーザーとの交流のしやすさも大切です。これによりSNSを飽きずに続けられるかが決まると言ってもいいかもしれません。
誰に見てもらいたいか。どんな写真を投稿したいのか。どういった交流がしたいのか。あなたがどう考えているのかをまずは整理してから、下で紹介する写真が投稿できるオススメSNSを参考にしてみてください。
多くの人に見てもらえるオススメSNS
まずは利用者の多い日本でメジャーなSNSです。いずれも有名なSNSなので既に始めている人も多いでしょう。
写真を趣味にしている人には特化していない幅広い人が集まるSNSです。だからこそ専門的な知識よりもパッと見のインパクトが目を引きます。趣味として写真を始めた人も、軽い気持ちで写真投稿を始めたいという人でも楽しめるSNSなので気を楽にして始めてみてください。
Instagram / インスタグラム
- 世界的に利用者数が多い
- 写真ガチ勢もライト層も幅広く楽しむ
- 検索がややしづらい
- PCからの投稿ができない
写真を投稿するSNSと言えばコレ!多くの人が利用し、「インスタ映え」なんて言葉も日々の生活で当たり前に使われるようになりました。
写真がメインのSNSではありますが、写真を本格的に撮っている人だけが利用するわけではなく、幅広い層が楽しんで利用しています。なので一眼レフカメラで撮ったプロ級の写真もあれば、スマホで撮った写真もあります。この幅広い利用者が写真を楽しみながら投稿しているのがインスタの魅力です。
また、海外での利用者も多いので、海外の人とのつながりや海外の写真を見たいという人にとってもオススメです。
投稿は写真とそのキャプション(説明文)、そして位置情報とハッシュタグ。それに対し他のユーザーからコメントやいいね!ボタンでコミュニケーションを取ることができます。また、写真は用意されているいくつかのフィルタを使い簡単に編集が可能です。こうした手軽さもインスタが人気な理由でしょう。
幅広い層が楽しめるインスタグラム。もちろんデメリットもあります。
それは検索の弱さと普通はPCから投稿できないという点。
検索は基本的にハッシュタグと位置情報、ユーザー検索ができますが、投稿についているキャプション(説明文)では検索できません。これが不自由に感じてしまうことも。また、PCからの投稿はできず(できるけど面倒)、スマホやタブレットからのみの投稿となるため、それ以外のカメラで撮影した写真を投稿するときは手間がかかります。
Twitter / ツイッター
- 利用者が多い
- 文字コンテンツ(つぶやき)がメイン
- リツイート機能のおかげで拡散力がある
- ストックするのにはあまり向かない
つぶやきを投稿するツイッター。写真がメインのSNSではありませんが、多くの写真好きが写真を発表する場としてツイッターを利用しています。
写真がメインのSNSではないからこそ、写真にあまり興味がない人に対してあなたの写真を見てもらえるチャンスでもあります。
投稿に写真や動画を添付することができ、それに対し他のユーザーからコメントやいいね!ボタン、そしてリツイートでコミュニケーションを取ることができます。このリツイート機能がTwitterの強み。フォロワーがあなたの写真をリツイートしてくれれば、フォロワーのフォロワーへ、さらにはフォロワーのフォロワーのフォロワーへと雪だるま式に拡散されていきます。拡散力が非常に大きいです。
ただ、ツイッターは流れていくSNSです。時間経過にともないあなたの投稿は奥底に。写真をまとめる場所としては使いづらいかもしれません。
- 世界的に利用者が多い
- 実名登録が基本
- 写真がメインのSNSではない
- アルバム機能やグループ機能を利用できる
実名登録が基本のSNSです。写真がメインのSNSではありませんが、実名登録のため知り合いに写真を見てもらいやすくなっています。匿名で知らない人相手に発表するより、実名で知り合いに写真を見てもらいたいという人にオススメです。
また、アルバム機能を利用すれば写真をまとめられますし、みんなで共有したり特定の人とのみ見れるようプライバシー設定もできます。
グループ機能を利用し、写真好きが集まるコミュニティを作っている人もおり、それに参加することで知り合い以外との交流も可能です。
LINE / ライン
- 利用者が多い
- メッセージアプリとして主流
- 知り合いに写真を見てもらえる
メッセージアプリとして多くの人が利用しているLINE。今ではメールを使うよりもLINEで連絡を取り合うという人が主流。TwitterやInstagramをやっていなくてもLINEは使っているという人も多いです。
そんなLINEもタイムライン機能を使えば写真の投稿が可能。友達として登録されている人を中心にあなたが撮った写真を見てもらえます。
投稿に対しコメントやいいね!ボタン、シェアボタンがあります。シェアはLINEのタイムラインやトークで共有したり他のSNSでのシェアが可能です。LINE自体の利用者も多く、シェア機能もありますが、ツイッターほどの拡散力はありません。自分のまわりを中心とした人に見てもらいたい場合や、普段からよく使うLINEをもっと活用したいという人に向いています。
写真好きが集まるおすすめコミュニティサイト
上で紹介したSNSは登録者数は多いですが、写真好きに特化したSNSではありません。(インスタグラムは写真特化ですが写真を趣味にする人たちを超えて浸透している)
もっと専門的に自分の撮った写真を評価して欲しい!
写真好きな人と仲良くなりたい!
という人はこちらで紹介する写真好きが集まるSNSを試してみてください。
Flickr / フリッカー
- 海外の利用者が多い
- 写真特化のSNS
- 日本語に対応していない
- 有料プランあり、無料プランは1000枚まで
写真に特化したSNSのFlickr。写真1000枚まで利用できる無料プランもありますが、それ以上のサービスを求める人に向けて有料プランも用意されています。
投稿した写真にはお気に入りのカウントやビュー数、コメントが受けられるのでモチベーションにも繋がるはず。ユーザーは海外の方が多いので日本のSNSとは少し違った雰囲気を味わえるのも楽しいです。
また、写真のexif情報も投稿されるので、他の人が撮影した写真がどのような設定で撮られたものかチェックできます。コミュニケーションだけでなく、他の撮影者の写真から勉強でき自分の写真に活かすことができるのが強みです。
ただ、日本語に対応していないため、使い方やコミュニケーションが難しいというのが辛いところ。英語が苦手な人はハードルが高いかもしれませんが、慣れてしまえば何とかなるはずです。
まとめ - どんな人に見てもらいたい?
まずはいろいろなSNSを試してみるのがオススメです。
それぞれのSNSで空気感があったりするので、自分に合う合わないを見定めましょう。
大切なことはどんな人に、何のために自分の写真を見てもらいたいのかです。
多くの人に見てもらいたいのならInstagramやTwitterが向いていますし、知り合いに見てもらいならfacebookやLINEでしょう。写真好きに評価されたいならFlickrもいいでしょう。
ぜひ、写真を撮ったら誰かに見てもらってください。そのためにSNSをうまく活用してみましょう。